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特集押谷農園 vol.2 Euphoria Bloom しあわせの花、開く。

前編:OLからお花屋さん、そして農家へ。

OLから農家へ。訪れた2つの転機

今回の主人公、志都香さん
今回の主人公、志都香さん
(写真はクリックで拡大します)

ハウスで栽培されるお花
ハウスで栽培されるお花

冬の日にご家族で
冬の日にご家族で

「私は、花を通して沢山の人と出会い、いろんなことを勉強できた。農家になって、庭や花作りをやらせてもらって、180度人生変わったぐらい。」

そう話すのは、押谷農園の奥様、押谷志都香さん。
押谷農園では、グリーンアスパラやフルーツトマトに加えて、志都香さんが中心となってお花の栽培も手掛けています。
現在では、毎年150種類以上のお花を手掛ける志都香さんですが、意外なことに短大卒業後は一般企業に就職し、事務職のOLとして働いていました。

そのOL時代、志都香さんに1回目の転機が訪れます。

「交通事故に遭って長期の入院生活を送った時があったのだけれど、お見舞いの品として沢山もらった花が、本当に安らぎになった。やっぱりお花はいいな、って」

お花への興味と、もともと抱いていた強い独立心が合わさり、志都香さんはその後OLを退職。自分の車に仕入れたお花を積み込み、移動販売を行うようになりました。
しかし、程なくお花の知識不足を感じるようになったため、お花屋さんでの修行に移り、ここで2回目の転機が訪れます。

移動販売時代の仕入れ先だった農家さんから、「ガッツのある、いい男の子がいるよ」と現在の旦那さんである押谷さんを紹介してもらい、出会ってから2か月でスピード結婚。

志都香さんは、こうして農家への道を歩み始めたのです。

元日から始まるお花作り

水分・温度管理は欠かせません
水分・温度管理は欠かせません

平成12年から長沼町で農業経営をスタートさせた押谷さんご夫妻。
「スタート当初、不安はありませんでしたか?」と尋ねると、「2か月で結婚したから、農業に対して特に辛いというイメージを抱く時間もなかったし、不安もなかった。でもやってみたら、非常に辛かった…」

「辛かった」との感想も漏れる、ここまでの農園と花作りの道のり。

毎年の作業スケジュールをお聞きすると、種まきは正月を返上して、元日からスタートするとのこと。そして、5月から6月にかけて一斉に花が咲くまでの間、こまめな水分と温度の管理が続きます。
また、管理するお花の種類は約150種類にもなり、「1つの種類を上手く育てられるようになるまで3年はかかる」とも。

咲きだした鉢植えの花
咲きだした鉢植えの花

ただし、苦労の先には喜びも待っています。
「種をまいて芽が出て双葉になって、っていうのが(愛犬の)レオンぐらい可愛い。可愛すぎる感じ。毎年新鮮で、うきうきするの。毎年雪が降って『あーやっぱり雪景色いいなあ』っていうのと同じで、毎年芽が出るのに、毎年感激するの。」

毎日植物と接するからこそ知ることのできる喜び。そして押谷農園に、3年前からフラワーガーデンという、もう一つの喜びの場所が増えました。(後編に続く

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