青函トンネルの入口があり、北海道の玄関とも言える、知内町。この街の稲作農家、杉本農園が作るお米は、日本で有数の米どころとなった北海道でも、文字通りひと味違います。
杉本農園のお米がひと味違う理由。それは、お米のプロ集団「米・食味鑑定士協会」が開催した第6回全国米・食味鑑定コンクールで、最高の賞である「金賞」を、北海道の稲作農家として初めて受賞したという事実です。
金賞は、科学的な成分分析による事前審査と、米・食味鑑定士や百貨店のバイヤー、料理研究家などによる最終審査を経て与えられる、本当に美味しいお米でなければ決して手にできない賞。
杉本農園が作るお米は、プロも認めた全国でもトップクラスの美味しさなのです。
杉本農園が栽培しているお米の1つが「ふっくりんこ」という食味に優れる新品種です。「ふっくりんこ」は、函館を中心とした道南地方だけで作られており、ふっくらとした食感と冷めても柔らかく美味しい点が大きな特徴。食味はコシヒカリにも負けません。
そしてそのお米を栽培するのは、川沿いに広がる約14ヘクタールの広大な水田。
過去、度々発生した川の氾濫が水田に肥沃な土を運び、美味しいお米を育む土壌を作っています。
さらに杉本農園では、米ぬかなどの有機質肥料を使用し、一方では農薬使用量を普通栽培より減らすことで、より美味しく、より安全な「ふっくりんこ」を生産・販売しています。
生産農家は美味しいお米を作ったのに、流通過程で第三者が他の銘柄米とブレンドしてしまったがために食味が落ちてしまう。
これは、消費者の知らないところで今も繰り返されている、お米販売の1つの実態です。
つまり、美味しいお米を確実に消費者の皆さまの元へ届けるには、第三者を介さずに生産農家から直接お送りすることが最善であり、オクルココロでは、お米を作る杉本農園から直接お客さまへ配送を行っております。
美味しいお米を作り、生産農家から直接「美味しいままに」お届けをする。
そのために杉本農園では、収穫後の「保管」にも2つの取り組みを行っています。
一つは、お米に優しい遠赤外線を使った乾燥行い、籾のまま貯蔵をすること。
遠赤外線乾燥は、お日さまを沢山浴びる自然乾燥に近く、熱風乾燥と比べるとお米の食味・粘りともに向上します。(左の写真は遠赤外線利用の乾燥機)
籾のまま、お米の生命活動を維持しながら休眠を続けることで、お米の美味しさを保つことができます。これを「籾貯蔵」と言います。(左の写真はお米を貯蔵しておく貯蔵庫)
もう一つは、お客さまにお米を届ける直前に精米(直前精米)をすること。
精米直後にお客さまへと直送することで、酸化による食味の低下を抑え、一番美味しい状態のお米をお届けしています。(左の写真は貯蔵庫直結の精米機)
豊かな土壌で緻密な栽培管理を行い、収穫後も、お客さまの口に入るその瞬間まで美味しさを保ち続ける。
そうして生み出される杉本農園のお米の美味しさは、炊き上がったご飯をひと口食べた瞬間に分かります。